東方Projectにおける舞台とは、実際にゲーム中で背景画像に使用された諏訪や京都の社寺であったり、キャラor物語設定の元ネタに関連の深い場所であったり(厳密には、いわゆる舞台探訪と異なりますが…)で、私も一昨年ごろから京都や諏訪へ通っているクチですが、この分野では、NT/fiv氏をはじめ、先駆者が多数居られるため、あまり記事化せずに居ました。
それが、先日twitterでRTされてきた亜奇数(Furcas)氏の発言を見て、東方Projectでの舞台探索熱が再燃。ちょうど諏訪旅行ついでに金沢の東方北陸祭第二弾へ出かける用事もありましたので、経路上にある白馬村の候補地を実地調査することにしました。
今回の探索対象は、博麗神社。
狭義の舞台探訪では、黄昏作品(注1)や「東方茨歌仙」の博麗神社外観は別個に特定されていますが、これらの作品は公式ではあるもののZUN氏(以下、神主と記載)自身が作画を手掛けておらず、特に外観についての監修は受けていないように思われるため、「ここが博麗神社だ」と考えることは難しいです。
ここは外観を重視する従来の舞台探訪的常識にとらわれない事とし、「東方Projectは幻想郷の二次創作」「高校の頃から幻想郷の設定や成り立ちを妄想していた」といった神主の発言から想像すれば、出身地として知られる白馬村や、その近辺にある神社がイメージの元になっている可能性は非常に高いと思われます。
(注1:特定されているという噂を聞きましたが、ソースがあやふやなので、何とも言えない所です。)
2月某日。
先月の北陸大雪騒動も過ぎ、雪が融けだしているとの情報もあったので、予定通り諏訪と木崎湖に泊まり、白馬村へ。
まだ50cm以上積もっており、歩道は所々雪で閉ざされているものの、除雪されている車道へ迂回すれば何とか進めます。バスは無いので、徒歩で現地へ向かうことに。
神城駅周辺の飯田集落、東寄りにある飯田神社からスタート。
車道から敷地内には、長靴なしでは入れない状況…(岡谷で買っておいて正解でした)
運悪く吹雪いてきましたが、ここから東方(左)に見える山へ南から迂回して登ります。具体的には、姫川沿いから、支流である谷地川、小谷地川に沿った道を登っていきます。
30分ほど歩いていると、人家の無い山中となり、雪まみれで歩く私を見かねたのか
スキー場へ向かう車の一台が停まり、便乗させて頂くことに。
10分ほどで、嶺方集落にある「白馬みねかたスキー場」へ到着。ご厚意に感謝し、目的の神社を探します。
ありました。